基本的にてんかんは小児に多い症状ですが、その小児に対して処方されるのが、このカルバマゼピンになります。抗てんかん薬だけではなく、躁病の症状を抑える目的でも使用される事があります。

脳神経に関係する痙攣治療にはカルバマゼピンが効果的

顔面痙攣の主な原因は、頭蓋内の血管によって顔面神経が圧迫されることによって起きます。
顔面神経には脳幹という脳の中心部分から出ていて、顔面神経の核があります。この核から顔面神経の線維が出て内耳洞内入り、頭蓋骨の中を通って各種のコントロールをしている部分に細い神経を出していますが、この顔面神経の根本の脳幹から出ている動脈や静脈が神経を圧迫していることで、拍動とともに神経が刺激されて筋肉が無意識に収縮して顔面の痙攣を起こしてしまいます。

顔面痙攣の治療には、外科的な手術がもっとも効果的ですが、これは三叉神経痛や舌咽神経痛と同じ治療法で、圧迫している血管を剥離して神経からはがし、場所を移動することで神経の圧迫を解除して原因を取り除く手術法です。根本的な治療となるのでもっとも効果的な治療といえます。

投薬治療では、カルバマゼピンなどの抗痙攣薬を使用して痙攣を緩和させる方法をとります。カルバマゼピンはてんかんの薬でもあり、神経の伝導を抑える作用がありますが、眠気やふらつき、全身の発疹などの副作用がでることもあるので、注意が必要です。
カルバマゼピンは、脳神経の興奮をしずめててんかんの部分発作を予防します。また脳の神経をしずめることで、気分の高ぶりを落ち着かせ、躁病や躁鬱病のほか、さまざまな精神疾患による不安や緊張などをしずめるのに使用されています。
このほかにも三叉神経痛の緩和にも作用し、激しい痛みが起こりにくくさせる効果もあります。
ただ飲み合わせや食べ合わせには注意が必要で、いろいろな薬との相互作用を起こしやすいので使用中の薬を必ず医師に報告することが大切です。またてんかんの原因を治せる薬ではなく、長期の服用が必要になるので、医師の指示通りに飲み続けることが大事です。