基本的にてんかんは小児に多い症状ですが、その小児に対して処方されるのが、このカルバマゼピンになります。抗てんかん薬だけではなく、躁病の症状を抑える目的でも使用される事があります。

幼児の抗てんかん薬として効果的なカルバマゼピン

カルバマゼピンは、幼児から成人までのてんかん発作の治療に用いられる抗てんかん薬です。
カルバマゼピンは、興奮状態を引き起こすグルタミン神経の受容対を遮断する作用があり、電解質であるナトリウムと結合するのを防ぎ、神経内の電気的な興奮を抑えます。てんかんの発作には全体てんかんと部分てんかんがありますが、カルバマゼピンは部分てんかんの症状に効果があるとされ、幼児から大人まで使用されている薬です。

またてんかん以外にもカルバマゼピンは、躁病、躁状態、統合失調症の興奮状態、三叉神経痛の治療にも用いられています。
躁鬱病の人は躁病と鬱病の病相を繰り返しますが、このような病相が一回で終わる人はごく稀で、躁病相だけを繰り返し示す人も、躁鬱病と考えられています。カルバマゼピンは、症状のコントロールに大変有効的な薬で、社会生活に支障を来すほど気分に揺れが大きい躁鬱病にかかっている人には非常に意義のある薬といえます。

てんかんの治療は、数年から時には数十年にわたって抗てんかん薬を飲み続ける必要があります。そのため副作用についても留意する必要があります。
ただ副作用をおそれて抗てんかん薬の治療を躊躇する必要はありません。一般的には副作用よりも薬理作用による利点の方が欠点よりも上回ると考えられているので、薬の効果によって病状が改善し、生活の質も向上しますから、服用する利点が多いと考えられます。

てんかんは、慢性脳障害ですが、幼児の頃から発症することが多い疾患です。
発作は短時間ですが、脳機能の障害のため、意識の低下や体部位のけいれんまたは、筋緊張の低下、異常感覚を起こします。
てんかんの原因は様々で、一般的に全般発作は先天性、遺伝性であることが多く、部分発作は気質的な異常が原因であることが多いとされています。