基本的にてんかんは小児に多い症状ですが、その小児に対して処方されるのが、このカルバマゼピンになります。抗てんかん薬だけではなく、躁病の症状を抑える目的でも使用される事があります。

てんかんセンターと知的障害、発作型にカルバマゼピン

てんかんセンターは、てんかん治療の合理化のために作られた施設です。てんかん患者は下は新生児から、上は高齢者までいるので、一つの診療科だけでは合理的な治療ができないのが問題でした。
それに対して診療の合理化を目指したのがてんかんセンターで、小児科、脳神経外科、放射線科、メンタルクリニック科など、てんかん治療に関わってくる様々な診療科から成っています。
一つの病院だけが行っているのではなく、他の病院を二次施設としてセンターの診療を行っているところもあります。
小児科の治療では、知的障害についての対応も求められます。てんかんは大人よりも子供に多い症状で、良性の場合には思春期までの自然に発作が消失することが多いですが、その間に重積発作のような長時間にわたる発作を頻発していると、脳が元に戻らなくなってしまうこともあります。つまり、脳のネットワークが破壊されてしまうことで、知的障害などを引き起こす危険性もあるということです。
てんかんだからといって、先天的に知的障害を抱えているわけではありません。てんかんは、あくまで脳の電気信号が異常に興奮してしまって起こる脳病です。小児科では、患者一人一人の症状にあった対応を行う必要があります。
大人でも子供でも、発作を予防するには抗てんかん薬を使います。子供の場合には全般発作の欠伸発作が多いので、部分発作に有効なカルバマゼピンはあまり使われません。小児てんかんには、バルプロ酸ナトリウムが第一選択薬として使われるケースが多いです。
大人の部分発作に対しては、カルバマゼピンは有効です。部分発作がある場合には、カルバマゼピンをまず使い、それで効果がなければ他の薬を選ぶことになります。